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つまみ細工の手仕事生活

木のろうけつ草木染め

「木のろうけつ草木染め」の一日教室に行ってきました。

講師の野村レイ子先生のことを知ったのは数年前。ネット徘徊中に、偶然出会った先生の作品に魅了されてしまいました。以来、個展はないかしら、講座はないかしらと待ち続け、やっとこの一日講座に参加することができました。

今回作るのは木箱2つ
工程は、(1)木箱に図案を写す (2)染めない部分をロウでマスキング (3)全体を染料で染める (4)ロウを取り除く (5)仕上げにワックスを塗って保護
複数の色で染めるときは(2)(3)を繰り返します。
色をのせる部分はさかさまですが、昔かじった多色刷り木版画の工程に似ています。

こう書くとシンプルなのですが、まずろう描きで苦労。指定の細かいベタ塗り作業です。しかも溶かしたロウはすぐに固まってしまうので、すばやく正確にていねいに塗らなければなりません。ううう、ムリ(技術的にも性格的にも)。

材料のロウや染料、ワックスなどすべてが自然素材のものでした。
木箱は楠でとてもよい香りがします。
染めあがりの色がとてもやわらかです。

染にも興味がわいてきました。
つまみ細工でも生地の染からなさっている方が多く見受けられ、その色合いの美しさに素敵だなぁといつも思っています。
手に入る色で色合わせをするのもおもしろいのですが、いつの日か染にも手を出してみたいと野望をいだきました。
もうちょっとつまむのが上手になってからね、と理性の声がささやいてます。

 拙作です・・・このふたつ、入れ子になります。

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出来はともかく、いとしい箱。