草木染めをかじり始めて染色の本やサイトなどいろいろ読み漁りました。方法はわかったぞ、こうすれば染まるのね、でもどうして?そんな素朴な疑問に答えてくれたのがこの本。
天然染料の科学 青木正明著
なぜ植物で色が染まるのか、媒染がどんな働きをするのかなど、染色の仕組みがわかりやすく説明されています。
今までやった藍染めや紅花染めの手順の理由がわかりすっきりしました。これまでのぼんやりもやもやしていた疑問が整理された気がします。もう少し化学をまじめにやっておけばよかったなあ。
ということで、アカジソ染めやってみました。
もちろん理屈がちょっとわかったからって思ったような色をだせるわけではないのですが。
アカジソ冷凍保存の葉と茎(梅干し漬けのために買ったアカジソの残り。冷凍庫の中でかなり邪魔になっていた)
染液2種の結果。
左側 水のみで煮出したもの
真ん中 少量のクエン酸を入れた水で煮出したもの
右側 もとの生地(白色)
媒染 ミョウバン
生地 リネン
枯れた鶯色でしょうか。渋めの緑ができてうれしいです。