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つまみ細工の手仕事生活

師走のリリアン

洗面所に置いてあるホホバオイルが凝固する今日この頃。寒いです。

つまみ細工していると手がかじかみます。このところは正絹の生地と糊と格闘しています。おもしろいです。残念ながらまだお見せできるようなものがないのですが、いろいろ試作しています。そして年末の家事から大逃亡中です!

先日、昔娘が使っていたリリアンが出てきました。つまみ細工で余った糸がたくさんあるので早速逃避です。

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糸をかける突起が5本の時の編み始めは一筆書きのお星さまですが、これは4本なので四つ葉のクローバーのように糸をかけます。無心にもりもり編みます。ああ、この偉大なる単調で無意味な作業。楽しいわ。

ところでこれ使い道は?そもそもリリアンて何を作るものなのか。

ネットにお伺いしてみたら、検索ワードの予測候補に「リリアン 使い方」が出てきて万人の疑問であることを知りました。結論、やっぱり、紐は紐。

 

山岸凉子展

山岸凉子展 「光 -てらす-」 ―メタモルフォーゼの世界― に行ってきました。場所は弥生美術館。

初期の頃から現在までのカラーの原画が多く展示されていました。

美麗です。色が、線が。細かく描き込まれた着物の柄や渋いのにぱっと目を惹く色合いや、昔から綺麗だと思ってたけど、これほどとはー!

老眼が憎いですわ。

テレプシコーラの単行本の表紙の原画は、精密な美しさだけでなく驚くほど躍動感がありました。印刷ではそれがかなり失われていることにあらためて気づかされました。

そしてどの絵も雑誌で見た記憶があるのに、話が思い出せないのはなぜ?余生はいろんなものの読み返しに費やすことになるのかも。

新鮮な気持ちでもう一度読める、ラッキー!!なのか…?

唯一撮影OKの場所。厩戸王子とツーショットがとれるコーナー(もちろん撮った)

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弥生美術館と夢二美術館はセットになっているようで、入館すればすべての展示を見ることができます。今回は、いまの頭の中の印象を上書きしたくなくて常設をまわるのはやめにしました。夢二はまたの機会に。

帰りは少し根津散歩。

日が落ちるのが早すぎて悲しい。