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つまみ細工の手仕事生活

ウズベキスタンの刺繍とスザニ展

ウズベキスタンの刺繍とスザニ展:ズフロ・オブロベル ディエヴァの世界』の刺繍教室ワークショップに参加しました。スザニというのは、中央アジアの刺繍を施した布です。

刺繍未経験者だけど、なんだか素敵な模様、知りたい!という勢いで申し込んだのでした。

ワークショップではズフロさんが直接教えてくださいました。言葉はわからなくても実際に刺繍する手が雄弁。初心者の自分にもなんとかステッチの仕組みは理解できました。言葉はわからなくても、手は言語を超えるよ!

習ったのはザミンドゥズという技法(のステッチ)です。遠目にはまるで細かな畳の目のように見える緻密なステッチです。平織の木綿布に草木染めの絹糸。糸は撚っていない。普通の縫い針くらい先端の尖った細く短い針が刺しやすいそう。

当然ですが、きれいに仕上げるにはたくさん修行が必要のようです。

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ワークショップ後にあらためて展示されたスザニの数々を見ると、その途方もないすばらしさがとてもよくわかりました。ザクロとか綿花とか太陽とか図案がとてもかわいいのです。きっちりしてなくてどちらかというとゆるめの絵。そこに精密なステッチで色が入ります。

それぞれの図案には意味やきまりがあるらしい。キリムを習った時にも思ったけれど、その国の人が大切にしている図は言葉のようなものだから、意味や由来を知らないでおいそれとは使えない。変な日本語Tシャツみたいになったら失礼だし恥ずかしいもんね。

後日手に入れることができたミニトートバッグ。何の模様なのか訊けばよかった。なんだろう?

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